地域の内外

22 建築基準 7

地域の内外 / 容積率 / 建蔽率

宅建士講座

一覧 0780222

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地域の内外

地域の内外

地域にまたがる敷地

(1)用途地域
・用途
・容積率
・高さ

(2)防火地域

地域にまたがる敷地上の建築物

後の学習項目も含めています。項目により扱いに違いがあります。

(1)用途地域等
・用途
敷地の過半が属する地域の制限が建築物全体にかかる。
・容積率・建蔽率
それぞれの地域の数値を敷地の面積比で按分して求める。
・高さ(建築物の部分
その部分が属する地域の制限

(2)防火地域等
・全部に厳しい方の制限
・防火壁で区画の場合、防火壁外は、属する地域の制限。

容積率

容積率

容積率

指定容積率

基準容積率

●2項道路

●幅員
(1) Wo < 12m

Wo :
Width origin

容積率

①②比べて厳しい方を適用。
なお、いずれも通称。

①指定容積率
・都計法に基づき、都市計画で定められた数値。
・次のような飛び飛びの数値から選択される。「10分の…」
(低専)5,6,8,10,15,20
(中高専等)10,15,20,30,40,50
(商業)20,30,40,50,60,70,80,90,
100,110,120,130
(工業工専)10,15,20,30,40
(無指定※)5,8,10,20,30,40
※ 特定行政庁が定める。

②基準容積率
・建基法に基づき算定される。

基準容積率の算定

(ⅰ)● 2項道路の敷地面積
前面道路に「2項道路」がありました。「道路とみなされる部分」は、敷地面積に算入されません。
➡ 容積率算出の場合、敷地であっても「敷地面積」にならない部分があるということです。

(ⅱ)● 前面道路幅員による算定
(1) Wo < 12m(未満)の制限
②(ⅰ) 住居系 Wo×(4/10)
②(ⅱ) 他※  Wo×(6/10)
※ 用途地域指定なし区域含む。


(2) 特定道路

Wa : Width add

(2) 特定道路による加算
特定道路(幅員15m以上)から次の条件を満たす敷地の場合、前面道路幅員に加算 Waがあります。

・70メートル以内 Lm にある。
・前面道路幅員 6m <= Wo <12m

Wa = (12-Wo)×(70-L)/70 ⇔ (12-Wo) : Wa = 70 : ×(70-L)
⇒ 条文(文章)は難解ですが、三角形の比です。

なお、容積率の算定には他にも、床面積の緩和規定があります。

建蔽率

建蔽率

建蔽率

上乗せ(緩和)

(ⅰ)80%未満

建蔽率

・容積率と同じく都計法に基づき、都市計画で定められる。
・次の数値から選択。10分の…
(低専中高専等)3,4,5,6
(一住等)   5,6,8,
(近隣)    6,8
(商業)    8 ⇒一択
(工業)    5,6
(無指定※)  3,4,5,6,7
※ 特定行政庁が定める。

上乗せ(緩和)

防火・消火の特性の高い次の場合、上乗せ(緩和)があります。
(1) 防火地域等耐火建築物等+10%
(2) 指定街区の角地の建築物+10%
(3) 80%、防火地域、耐火建築物→制限なし

(イラストの例)上乗せ

(ⅰ)80%以外(10分の8以外)
・防火地域(一点鎖線内)の耐火建築物では、10%加算70%。
・準防火地域の準耐火建築物等(同等以上延焼防止性能)70%。


(ⅱ)角地

(ⅲ)80%

(ⅱ)指定街区の角地
特定行政庁が指定した街区の角地+10%。
当該地域の建蔽率60%で
①角地、70%
②(ⅰ)かつ角地、80%。
③(ⅲ)かつ角地、90%。

(ⅲ)80%(8/10が最高限度)
・80%で『防火地域内の耐火建築物』は、敷地いっぱい ok です。
・『準防準耐等』含まれません。


直近出題

建蔽率

⇒ 防火地域、耐火建築物

2024r06年 問18肢4



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解説一覧

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