⑤氾濫平野
⑥後背湿地
⑦自然堤防
⑧旧河道
⑨三角州
|
⑤氾濫平野
自然現象として数十年数年単位で大雨、洪水、氾濫があり、その影響を受ける範囲です。河川下流の低地で、川の氾濫により地表部まで水が押し寄せるとともに、溢れた水とともに土砂が流れ込みます。平野となるのは、水が引いた後、一緒に流れ込んだ土砂が、堆積物として広がっているイメージです。過去にその範囲まで、氾濫したことがあるということです。
⑥後背湿地
氾濫が収まった後も水が引ききらずに湿地になっているいう部分で、川の流域に沿ってあります。
⑦自然堤防
川沿いにあふれだした土砂が堆積、盛り土のようになり、年月経るにしたがい固まっていくという形で形作られたものです。要は、川沿いにある土手です。人間が手を加えて堤防を造ることもありますが、洪水・氾濫を繰り返す自然現象の結果です。
⑧旧河道
以前の河川の流路です。氾濫後、流路が変わったり、なにかの理由で堰止められて、新しい川道、川筋ができたときに前の流路だったところです。元々は川道だったことから回りより低地で、土地の状態としてはあまり望ましくないとされます。
⑨三角州
デルタ地帯として小中学校の社会で学びました。河口において河川流が分流、枝分かれした分流路と海岸線のなす形がギリシア文字のデルタ(Δ)に似ています。扇状地は山から平野でしたが、三角州は川が平野から海に注ぎ込むところ、平野の一番低い所で傾斜もゆるくなり、それまで運ばれてきた砂が一面に堆積します。
|