集団規定

22 建築基準 4

集団規定 / 道路 / 幅員 / 壁関係

宅建士講座

一覧 0750222

問合せフォーム

申込みフォーム


集団規定


集団規定

①道路
②用途
③面積
④高さ
⑤防火

敷地と前面道路

集団規定

集団規定は、都市計画区域等にある建築物について適用されます。都市計画区域内の地域地区は、それぞれ特徴づけられています。それに合わせ、個々の建築物を集団として規制・誘導します。

集団規定は、5つの項目に分けています。お互い関連しつつも、独立した内容です。
①道路、②用途、③面積、④高さ、⑤防火

敷地と前面道路

建築物が建つ敷地の前の道路を前面道路といいます。
⇒ 幅員により③面積、④高さが制約されます。(後述)

(集団)道路

(集団)道路

2項道路

幅員4m

2項道路(みなし道路)

・建築基準法上の道路は、幅員4m 以上です。消防車が対面通行できる道路幅です。
・4m 未満であっても、特定行政庁の指定したものは道路とみなします。法施行時にすでに道路として使われ、それが幅員4m未満だった場合の救済措置です。
・建築基準法42条2項に定めがあるので「2項道路」「みなし道路」と通称します。

(1)両側が敷地
道路中心線から2m 2mで、4m確保されます。道路境界線とみなされる部分と実際の境界の間の部分は、制約があります。
①建築、門や塀の築造は不可。
②敷地面積に算入しない。当然、建蔽率や容積率に関わります。

(2)片側が崖、河川
一方が崖、河川では、そこから4mを道路境界線とみなします。


幅員

接道義務

幅員

幅員はどこから測るかというと、側溝の場合、その外側からです。擁壁の場合には、擁壁の内側からとなっています。

接道義務

敷地の中に消防車が入ることを想定して、道路とその敷地が接している部分は2m以上となっています。2m未満では建築不可になります。

(集団)壁関係

(集団)壁関係

「壁」と道路

①壁面線

②壁面の位置

③外壁の後退

「壁」と道路


①壁面線(建築基準法)
街区内の家並みをそろえることを目的とします。壁面線を超える壁や柱、2m超塀は NG 、屋根、庇 ok です。「指定」は特定行政庁が行い、建築審査会の同意、利害関係者の意見の聴取が必要です。

②壁面の位置(都市計画法)
高度利用地区、地区計画にあり、「後退距離+高さ」で制限。

③外壁の後退距離(都計+建基)
低層専で指定がある場合の規制です。すべての境界から後退距離で、1m ないし1.5m です。



↑戻る

解説一覧

建築 3    

|    建築 5


© 2004-2025 sdwork.net All rights Reserved.