消滅時効と除斥

12 時効 2

消滅時効と除斥 / 契約不適合

宅建士講座

一覧 0400222

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消滅時効と除斥

消滅時効と除斥

不法行為による損害賠償請求権

主観的起算点
客観的起算点
除斥

不法行為による損害賠償請求権


① 損害および加害者を知った時から3年間、損害賠償請求しなかったら請求権はなくなる、
② 加害行為からとにかく20年経ったら請求権消滅という組立てです。

明文規定ではないのですが、主観的起算点・客観的起算点と除斥(じょせき)について。

① 主観的起算点
不法行為の場合、損害や加害者が分からないことがあります。それが分かった時が、主観的起算点です。主観的起算点から3年で請求権は消滅します。

② 客観的起算点
客観的起算点は不法行為の時です。そこから20年経つと請求権は消滅します。

②は、時効更新や時効援用に拘わらないことから「除斥」という概念でも説明されます。


直近出題

不法行為に基づく損害賠償

⇒ 損害発生と同時に発生

2024r06年 問05肢1

契約不適合


契約不適合に基づく請求権

契約不適合に基づく請求権


① 品質上の契約不適合の発見の時(主観的起算点)から1年以内に通知しないと、請求権消滅。
② 引渡し(客観的起算点)の時から10年経過で、請求権消滅。

後段②は、除斥と解されてます。



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解説一覧

時効 1    

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