相隣関係(土地)

10 物権 3

相隣関係(土地) / (工作物・建物)

宅建士講座

一覧 0280222

問合せフォーム

申込みフォーム


相隣関係(土地)

相隣関係(土地)

相隣関係

囲繞地通行権

枝の切除

根の切取り

相隣関係

隣り合う土地間の法律的関係をいう民法用語。土地・工作物・建物の利用について定めています。

⇒ 相隣関係は、物権ではありませんが、土地利用に関わるものをして、ここにあげています。
⇒ 通行地役権、囲繞地通行権は、類似した用語ですが、法律的に別物です。

囲繞地通行権

袋地の周り囲んでいるのが囲繞地(いにょうち)。例では、一方は川にしています。この場合、公道に至るために囲繞地を通行できる権利が認められています。囲繞地通行権は、法律上当然に発生するものとされ、登記不要です。通らせてもらう土地は、最も負担の小さい範囲で、通行料の支払い義務もあります。

枝の切除

隣地の竹木の枝が境界線を越えてきたとき、所有者に切除を請求できますが、無断で切り取ることはできません。
⇒ 柿の実は勝手に取れない。
⇒ 2023(令5)年4月、一定の条件を満たす場合、自ら枝を切ることができるようになりました。

根の切取り

隣地の竹林から敷地境界線を超えてきた根を切り取って処分することはできます。
⇒ タケノコはとってよい。


短問即答

囲繞地通行権

他の土地に囲まれた土地の所有者は、公道に至るため、囲んでいる土地を自由に選んで通行できる。
×
通行は、最も負担の少ない範囲に限られる。また、通行料を支払う義務がある。

h21-04-2
h25-03-1
h29-04-2
r02o-01

相隣関係(工作物・建物)

相隣関係(工作物・建物)

境界標と囲障

境界線付近
・建築の制限
・目隠し

境界標と囲障

境界標は、敷地境界を示す標識です。塀や柵のような通行を妨げる「囲障」を構築する場合、共同の費用で設置、また、取り決めがなければ、共有になります。

境界線付近

・建築の制限
建物は、敷地境界線から「50㎝以上離す」ことになっています。合意があれば、近くてもいいです。
・目隠し
「目隠し」は境界線から1m 未満の距離において、隣地を見ることができる窓やベランダでは、目隠しを設けます。


短問即答

境界標

土地所有者は、隣地の所有者と共同の費用をもって、境界を表示すべき物を設置することができる。


h16-07-2



↑戻る

解説一覧

物権 2    

|    物権 4


© 2004-2025 sdwork.net All rights Reserved.