危険負担

07 債務 3

危険負担 / 原始的不能

宅建士講座

一覧 0180222

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危険負担

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危険負担

債務者主義


危険負担

売主買主に過失のない目的物消失という危険につき、いずれが負担をするかということです。

債務者主義

危険負担では、目的物を中心に債務をみます。債務者主義は、目的物引渡債務者である売主が危険を負担するということで、買主の代金支払債務は消滅します。


短問即答

危険負担

「建物滅失の危険は、売主負担」に則り、引渡し前の自然災害滅失の場合、売主Aの甲建物引渡し債務も、買主Bの代金支払債務も共に消滅する

当事者の過失によらない建物滅失では、売主Aの引渡し債務は消滅する。危険売主負担の規定により、買主Bの代金支払債務も消滅する。

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原始的不能

原始的不能

イラスト時系列(まとめ)

原始的不能

危険負担

債務不履行
・履行不能
・履行遅滞
・不完全履行

原始的不能

契約締結の段階で目的物が滅失していた、契約そのものがもともとできなかった状態にも拘わらず、契約したという場合です。

危険負担

目的物が売主買主いずれの過失にもよらず、引渡前に滅失した場合

債務不履行

・履行不能‥目的物が、一方の過失、例えば、売主の失火で焼失した場合
・履行遅滞‥例えば引渡日にも拘わらず未完成
・不完全履行‥売買契約では、契約不適合担保責任になります。


短問即答

契約締結上の過失

甲建物が契約的結日時点で滅失していた場合でも、売買契約は有効に成立する。
×
契約締結日に目的物自体が存在していないので、原始的不能であり売買契約は有効とならない。ただし、履行の不能によって損害が生じた場合、その賠償を請求することはできる。

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