教材作成の方針と一覧リスト
1.教材作成の方針
二級建築士試験の基準については、建築士法施行規則に条文があります。
建築士法施行規則
(二級建築士試験の基準)
第十三条 二級建築士試験は、学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)による 高等学校における正規の建築に関する課程 において修得する程度の基本的知識並びにこれを用いて通常の木造の建築物及び簡単な鉄筋コンクリート造、鉄骨造、れん瓦造、石造及びコンクリートブロック造の建築物の設計及び工事監理を行う能力を判定することに基準を置くものとする。
2 前項の基準によつて試験すべき事項を例示すると、おおむね次のとおりである。
一 各種の用途に供する建築物の設計製図及びこれに関する仕様書の作成
二 建築物の用途に応ずる敷地の選定に関すること
三 各種の用途に供する建築物の間取りその他建築物の平面計画に関すること
四 建築物の採光、換気及び照明に関すること
五 簡易な建築設備の概要に関すること
六 各種建築材料の性質、判別及び使用方法に関すること
七 通常の木造の建築物の基礎、軸組、小屋組、床、壁、屋根、造作等各部の構造に関すること
八 簡単な鉄筋コンクリート造、鉄骨造、れん瓦造、石造又はコンクリートブロック造の建築物の構法の原理の概要並びにこれらの建築物の各部の構造に関すること
九 建築物の防腐、防火、耐震、耐風構法に関すること
十 普通のトラスの解法、簡単なラーメンに生ずる応力の概要又は普通のはり、柱等の部材の断面の決定に関すること
十一 建築工事現場の管理(工事現場の災害防止を含む。)に関すること
十二 建築工事の請負契約書、工費見積書又は工程表に関すること
十三 普通に使用される建築工事用機械器具の種類及び性能に関すること
十四 建築物各部の施工の指導監督及び検査に関すること
十五 建築物の敷地の平面測量又は高低測量に関すること
十六 法及び建築基準法 並びにこれらの関係法令に関すること
つまり、試験基準は、「工業高校建築科で履修する内容を基準として出題すること」、とされています。
DVD二級建築士では、建築士法施行規則に示されている試験基準を踏まえて、教材作成にあたり、
(一) 学科基礎 では、工業高校建築科用検定教科書に準拠すること、
(ニ) 学科演習 では、試験問題を試験基準に照らして精査、分類すること、
の二つの指針を設けたうえで、学習の範囲と内容を策定しています。
また、製図については、
(三) 製図基礎 では、試験基準に基づきつつ、
(四) 製図対策 では、二級建築士製図試験に特有の設計課題や条件設定に対応して、略設計から要求図面の作図までを、試験時間内にまとめる設計方式を独自に考案のうえ、教示しています。これは、設計製図試験が、教育実習や実務現場ではありえない短時間での解答を求めるものであり、その対策として考案しています。
2.教材の一覧リスト
(一) 学科基礎 |
基本学習 |
教科書 |
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本形式、三冊 |
建築計画 A5版 建築構造 A5版 建築施工 A5版 |
プリント
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建築法規 B5版 構造力学 B5版 |
講義資料 |
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講義ごとに編集
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建築計画 建築法規 構造力学 一般構造、建築施工 |
DVD-R、16枚 ※ ファイナライズ処理済 ※ 収納ケース入り |
32講義収録、1講義あたり、90~120分 DVD1枚あたり、2講義分を録画 |
(ニ) 学科演習 |
問題演習 |
本形式、二冊 |
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本、二冊 二級建築士学科試験過去10年問題集 |
Ⅰ分冊 A5版 Ⅱ分冊 A5版 |
検索ツール ※ 「ログインネーム」「パスワード」登録 |
インターネット・サービス パソコン・携帯から利用 |
(三) 製図基礎 |
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3-1. 製図前の準備 |
製図用具、製図手順/B4版プリント |
3-2. 木造住宅 |
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テキスト |
木造住宅/B4版プリント |
講義資料 |
木造住宅・解説用補助① 木造住宅・解説用補助② 木造住宅・作図用シート |
3-3. 鉄筋コンクリート造 |
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テキスト |
鉄筋コンクリート造/B4版プリント |
講義資料 |
鉄筋コンクリート造・解説用補助① 鉄筋コンクリート造・解説用補助② |
DVD-R、6枚 ※ ファイナライズ処理済 ※ 収納ケース入り |
11講義収録、1講義あたり、90~120分 DVD1枚あたり、2講義分を録画 |
(四) 製図対策/製図課題 |
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テキスト |
製図対策/A4版プリント |
講義資料 |
製図対策/A3版プリント |
DVD-R、3枚 ※ ファイナライズ処理済 ※ 収納ケース入り |
6講義収録、1講義あたり、90~120分 DVD1枚あたり、2講義分を録画 |