DVD&視聴学習 始める前のアドバイス

学習を進められるにあたり、いくつかアドバイスがあります。

1. 始めは、聞き流す。

講義がすべてお手元にあるのが、DVD教材の大きな特徴です。最初は聞き流して、全体の輪郭をつかむことができます。とくに初めて建築の学習をされる場合、お勧めします。

ざっと見通しを持つことで、その後の学習がスムーズになります。

2. 適当な学習期間とスケジュール

初めて建築の学習をされる方で、1年から6ヶ月、建築学習の経験のある方で、6ヶ月から3ヵ月程度を予定するのが適当です。

ご自身の状況に合わせてスケジュールを立てましょう。

都合のよいとき、自由な時間に視聴できるのがDVD教材の利点ですが、定期的に視聴することも重要です。週単位をめやすとして、通学しているのと同じようなつもりで、定期的に視聴スケジュールを進めましょう。

3. 視聴学習について

DVDは、説明を途中で省かず作成されています。テキストを読めばわかる箇所はさらりと、十分理解していただきたい箇所は、講義ごとに用意された解説資料を用いて具体的に示しています。また、出題傾向に沿って構成されています。DVD視聴による基本学習が、そのまま試験対策となるよう配慮されています。

次のような学習スタイルで進められては、いかがでしょうか。

1. 始めにDVDをそのまま見ながら、テキスト、講義資料に沿ってポイントや疑問点をメモに取る。

2. 疑問点について、テキスト、講義資料を使って、復習する。

3. 問題集、検索ツールを活用して、学習単元に該当する過去問をチェックする。

4. これで、1講義あたり平均4時間を見込む。これ以上の時間はかけないで、次に進むようにする。

ある程度、時間をかけてもわからない箇所は、後で戻ることにして、先に進んだほうが受験学習をしては得策です。一つのことに深く分け入るより、全体像をつかむことを優先させましょう。

4. 合格水準とDVD教材の学習範囲

学科試験の合格判定基準は、4科目総得点100点中60点、各科目25点中13点と公表されています。しかし、年ごとに調整が図られますので、総得点64点、各科目15点以上が、学習目標としてのボーダーラインといえます。

一方、毎年の試験問題を検討すると、各科目とも3~5題は、一般的な受験学習の範囲を超える問題が出題されてます。すなわち、基本学習以上の専門知識を持っていないかぎり、80点以上は取れないようになっています。なお、問題演習の段階では、難度の高い問題についてその旨を評価し、注意を喚起しています。

DVD二級建築士は、試験問題の70~80%の範囲をカバーするように作成されています。また、基本学習を進めながら、過去問をチェックして、関連出題とその頻度がわかるようになっているので、スムーズに問題演習から合格水準の得点レベルに到達することができるようになっています。

やさしい問題も難しい問題も、同じ1点です。合格という目標の中で、学習範囲の全体を見極めて、うまく時間配分しましょう。

体調の維持に努め、初心を貫かれるようお祈りします。

DVD二級建築士@エスデイワーク